「図解」病理学の見方 概論の概論
病理学を勉強し始めて
初めて生理学のありがたさを痛感するね
今日は
どのように”病気”を”病気”として見るのか
について、少しまとめる
参考にする文献はこちら
まず、病理学の定義について
病理学とは、病気(異常な状態)下にあるヒトの状態を把握し、その原因と成り立ちを理解する学問のことを指す。
ーp2 A.病理学とは より引用
正常のからだの状態を把握しておくのが生理学、解剖学の役割で
そこから
1.ある原因で
2.ある影響を及ぼしながら
3.人体の組織の構造を変化させていく
といったところを病理学がみていくのだ
上記の1,2,3の視点に合わせて
病理学はいくつかに分割されている
1.ある原因で⇒病因学
2.ある影響を及ぼしながら
⇒病態発生学
3.人体の組織の構造を変化させる⇒病理組織学
最近の流行りは図解だから乗っかってみた
(正しい図解か、わからないけどビジュアルで理解を促すのが図解だよね)
ある原因から始まり
人体への影響は着々と進行していく
その各段階において
人体の組織が変化
このように病気は進んでいく
病因学、病態発生学、病理組織学は
各視点に沿って”病気”を見ていくわけだ
癌に関して確実な判断をするとき、
例えば
・悪性腫瘍か良性腫瘍かの区別
・悪性腫瘍の転移の有無
などの判断をするときに欠かせないのは
病理診断
つまり、病理組織学が重要なのだ
病理診断なくして手術で切除するといった治療法を選択することはあり得ない。
p4 B.医療において病理診断はどのような意義があるのか より引用
臨床検査技師でいうと
細胞検査士だね
もちろん、病態発生学の部分も押さえないとね
血液検査などの検査項目の意味を正確に理解するためには必要だ
何事も基礎あっての応用
生理学etcの知識を整理しながら
病理学の勉強に励もう